「コロナ無害化の効果」カテキンが関係する可能性

大阪府の発表で話題になった、「イソジンなどのうがい薬が新型コロナウイルスの感染予防になる可能性がある」という話がありました。
大阪府の吉村洋文知事の記者会見からとすぐに、医療関係者から批判を浴びていましたが、もともと「うがいをした患者は4日目に唾液のPCR検査の陽性率が9.5%になったのに対し、うがいをしなかった患者は陽性率が40%だった。」という話は、医療関係者からの情報ではなかったということなんでしょうか?

この情報は、信頼のおけるエビデンスをもとにした発表と捉えていますが、皆さんはどう思われますか?
11月27日、奈良県立医科大学が、基礎研究段階で人での効果は未確認だが「市販のお茶に新型コロナウイルスを無害化する効果がある事を確認した。30分でほぼウイルスが不活化したお茶もあった。」と発表しました。

お茶で新型コロナ無害化 1分で最大99% 奈良県立医大 – 産経ニュース (sankei.com)

同大の矢野教授によると、「カテキンはインフルエンザウイルスなどの表面にある突起状のタンパク質に付着し、感染力をなくすことが確認されており、新型コロナでも同様の効果が推測される。
また、「最も効果のあるお茶は「茶葉から淹れた紅茶」である」とのことから「カテキン」にその効果が期待できるという。

「品により効果に差があり、メーカーの許可を得て商品名の公表を検討するとしている。」

とのことですが、これは
「カテキンが、効果的に多量に抽出されているお茶商品を選び、公表する。」ということになるのでしょうか?
緑茶のカテキン類にはエピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピカテキンなどと呼ばれる構造・性質の異なる種類のカテキン誘導体が含まれています。
お茶を淹れる際のお湯の温度によっても抽出される成分が変わってくることから、
市販のどのお茶が効果があるかを調べることで、効果的な抽出方法もわかってくるとも言えます。(逆とも言えますが。。)
12月21日現在、まだこの後の追加情報はありません。
この機会に、お茶の抽出方法、抽出できる成分を考えながら、美味しいお茶の淹れ方を習得してみるのも良いのではないでしょうか。
健康飲料としての、新たなお茶の楽しみ方を、皆さんも試してみませんか?

[2020/12/25 投稿]