【講座開催報告】山里で遊ぶ2022 Vol.03
「山里で遊ぶ」開催日は必ず天気がいい!
主催者も、もちろん参加していただく方々も、みんなみんな日頃の行いが良いから守られたイベントなんだ!雨が降るなんて、ありえないんだ!
と、根拠なんか全然ない自信がついてきて、天気予報も見る必要ないわ~!と準備を進めていましたが…。
見事な大雨の一日でした…。
こんな大雨のなか、一人の欠席も無く集まって下さった皆様、本当にありがとうございました!
雨具と、長靴を準備していただいて(さすが、みなさま山に慣れている方が多く、万全の準備でご参加いただきました。)
福地いろどりむら 母屋前に集合後、予定通り八百津町 福地の奥にある、林業の作業場へ移動。
「舘林林業」さんから、スギとヒノキについてのお話を中心に岐阜の山、林業の現状、戦時中、戦後、現在、コロナ禍、ウッドショックまでの木材価格の変動と林業への影響。木を切って木材になるまでの流れ、乾燥方法によっての木材の質の変化などのお話を聞かせていただきました。
森林放置から起こる様々な問題と、なぜ、山は荒れてしまっているのか。
きれいに整備された健康な山を取り戻すにはどうしたらいいのか。
今の日本は、戦後に拡大された人工林の、成熟した森林資源を使うべき時代になってきています。
これは、岐阜だけではなく、日本全体の問題です。
この問題について、私たちはどう考え、行動していくのがいいのかを考えました。
お昼ご飯には、自分達で割った薪を使って、かまどでご飯を炊き、囲炉裏で八百津町の人気商品「久田見 丸登豆腐店の久田見揚げ」を焼き、冷ややっこや、同じく久田見の「こぐさの丘の平飼い鶏のたまご」でたまごかけご飯。3種のてづくり味噌を使用したお味噌汁や、しょうゆ麹、たまねぎ麹など、てづくり調味料でそれぞれすきなように味付けしながら、みなさんで囲む囲炉裏の食卓はとても楽しい!
その後も、薪割り体験、カンナ体験、「小さな家」の見学など。
大雨の中、てんこもりの内容でしたが、みなさま、お楽しみいただけたでしょうか。
山林、山里の生活、ここにある植物、これらに触れ、感じることができたと思っていただきたくて、講師の半谷美野子さんにご助言いただきながら準備させていただきました。
また山里での体験、こんなこと知りたい!こんなことをやってみたい!などありましたら
ご意見、ご要望などいただけると嬉しいです。